背割堤からみた夕日

作品サイズ タテ628 ヨコ471㍉
色数      39色
ステッチ数   1009754針

夕焼け10景シリーズ、第5弾 背割堤からみた夕日。
令和1年秋に撮影した写真を元に刺繍にしてみました。
背割堤は桜の名所で、『背割堤の桜』という作品を作っていますが、実は春夏秋冬楽しめる場所で本作品の元となる写真を撮影しに行った時期は桜の紅葉が終わりかけた頃でした。
本当は紅葉の撮影が目的で背割堤に来たのですが、ピークの時期を逃してしまい、紅葉を背にして撮影した写真がこの作品の元になりました。

作品を作り終えた私自身の感想としては、「ホッとした。」
というのも、空の部分の糸を選んだ後、川の部分の糸をどの色にするのかで一度頓挫したのですが、何とかやり遂げました。

実際には上手くいくだろうと思っていた夕焼けの部分より、川の部分の方がリアルに表現されていて苦労が報われた感があります。
ただ、この作品は会心の作ではありません。
全体的にはややバランスが欠けた感じは否めませんし、川や山の部分の表現が上手くできただけに空のグラデーションはもっと深い考察が必要だったと思います。

これで新しいフォト刺繍の作り方(参照:こちら)で3作目になります。
ディティールの甘さは否めませんが、様々なタイプの作品を作り経験値を上げていけばもっと繊細なハイクォリティなフォト刺繍作品ができると考えています。
努力あるのみです。


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