MINI
今回の作品はMINI。元の画像が暗めだったので不安なところもあったのですが、作ってみると想像以上の迫力に仕上がりました。糸でメタリックな部分がどのように表現されるのか少し気になったのですが、この部分に関しては上手くできたと思います。車のボディに映りこんだとなりの車などは最初から無理だと思っていたのですが、これも上手くいきました。窓のように透き通ったものなども上手く表現されていたので、今後の作品にもうまく反映できるようにしたいです。
さて、私のフォト刺しゅうは前作『階段を登る人』から技術的な部分に関しては私なりに確立した方法で取り組んでいます。こう書いてしまうと何か特別な技術があるのかと思われそうですが、やっていることは至極簡単なことです。それは『糸を選ぶときにデーターが表示している色に合った糸を選ぶ。』たったこれだけです。恐らくフォト刺しゅうのクリエーターの中には私と同じやり方をしている人がいると思います。(というより、皆さん普通にやっているのではないでしょうか。)正直なところ、PCが指摘した糸の色と、本物の糸の色はかなりギャップがあります。そこで現在は糸を選ぶときにPCの画面に映っている色の糸を自分で選ぶようにしています。もちろん完全にマッチングしませんが、それでもかなりの部分は合ってきます。
「色を選ぶ時は自分の感性に頼った方がイメージした仕上がりに近づきやすい」というのが現在の私の考えです。