菜の花と対岸に見える背割堤とさくらであい館
作品サイズ 58x42
色数 49色
ステッチ数 859286ステッチ
撮影 樋口裕子
大阪府道13号京都守口線を京都に向かって走っていくと、木津川御幸橋に差し掛かるのですが、この作品の題材になった画像を撮影したのは、木津川御幸橋に差し掛かる少し手前の場所になります。
川向こうには桜の名所、背割堤やさくらであい館が見えるのですが、春先には13号線沿いに菜の花が咲いていて、春を演出してくれています。
私は妻とこうした写真を撮り溜めていて、新しい作品を作る時に何百枚もある写真の中から選んでフォト刺繍を作っているのですが、撮影した瞬間に「これは絶対にフォト刺繍にする!」と決めている写真もあれば、何年か寝かして見直してから、「これ、いけるかも」と思い作品になる写真もあります。
今回は後者で、背割堤とさくらであい館が一つのフレームに収まった作品を作りたいなと思いながら、中々インスピレーションが湧かずに置いておいた写真からフォト刺繍にしてみました。
フォト刺繍にするにあたり、画像編集にかなり力を注ぎました。色調だけでなく、景色の中で不要と思われる建物などを削除しました。昔は写真から刺繍作品を作るので、写実を重要視してきましたが、近年は創作的要素が入っても良いのかなと考えるようになっています。