前回の記事、フォトステッチ『女の子』テストVer では私が苦手な肌の色合わせを克服するために、
タジマ DG/ML by PULSE (以下パルス)上で形成されるセグメントの色を編集してプレビュー画面を
作るところまで書きました。
今回はそのつづきです。
刺しゅうPRO NEXTで変換した画像をタジマ刺繍機のフォーマットであるDST拡張子でパルスに
取り込んで、セグメントの色を合わせていくと良い感じのプレビュー画面が作成できました。
あとは各セグメントの色に合わせて順番に刺繍していくだけなのですが、ここで一つ注意しなければ
ならない事があります。
それは、『プレビュー画面の色と実際の糸の色に色差がある』 ということです。
肌の色といっても白かったり、ピンク色だったり、茶色だったり、オレンジ色だったり・・・・・
と、様々な色で構成されています。
この女の子のフォトステッチは27色で構成されていますが、顔全体に使用している色は全部で
20色!!!(自分で数えてみて驚きました。)顔の輪郭となる濃色部に5色、顔の中心部には15色
使っています。
☆★☆ ちょっと横道 ☆★☆
パルスなどの刺繍データー作成ソフトは指示書などを作成する機能があります。
どの色をどの糸(糸の種類・メーカー・糸番号)で縫うのか指定できるようになっていて、1部の
糸メーカーさんではありますが、糸チャート(パルスでの呼び方)がプリインストールされています。
刺繍データーを作成する時に、糸チャートを使って色指定しておくと指示書をプリントアウトする
時にその情報が反映されます。
☆パルスの指示書 ここにはプレビュー画像だけでなく、針数や各セグメントで使用する糸の情報などが
プリントアウトされる。これらの項目はカスタマイズでき、簡略化することもできる。☆
☆★☆ ちょっと横道おわり ☆★☆
さて、画面上で作成された糸情報の色と実際の糸の色、それぞれ色差がなければ指示書に書かれている
糸番号の糸を刺繍機で縫うだけなのですが、ここでわずかですが色差が出てしまいます。
そのため、「この糸を使えば上手くいく!」と自信をもって刺繍してみたところ、イメージと大きく
かけ離れてしますこともあるのです。
このあたりはプリント機器で起こる色の出具合の違いと似ているのかもしれません。
2回にまたがったフォトステッチ『女の子』の作成レポートでしたが、いかがだったでしょうか。
フォトステッチをブログなどで掲載すると「ブログで見たらきれいだけど、実物は・・・」などと
評価されしまうこともありましたが、今回の『女の子』は「本物の方がブログに載せてるのより
ずっと良いですね。」とおっしゃって下さる方も出てきました。
これからも画像で載せるフォトステッチよりも実物は「もっとすごい」と思われる作品づくりを
目標に頑張っていきます。
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