


2019年に作ったフォト刺繍作品、「スキー 立山」。もう一つ作ってほしいという依頼があり、作ってみました。
全く同じものを作るつもりだったのですが、この作品、使用した糸の情報を記録してませんでした。
だったら元のデータにも手を入れて作り直してみよう!ということで作り始めたのですが…
完成したものを見ても、感動が無い。どこが悪いとかじゃないけどなんだかなあ。
それで配色を変え、3パターン作りました。
もしかしたら風景のフォト刺繍は人物より簡単だと思っている人がいるかも知れませんがそれは違います。
人物の場合は特徴がはっきりしているので違和感が明確ですが、風景や印象、抽象的な表現をフォト刺繍で表現するときは特徴がないので違和感はないですが、作品自体のインパクトがなくなります。
一例を挙げると、この作品は右側の白くなった雪の部分を立体的に見せることが作品全体に大きなインパクトを与える事になります。
スキー 立山は他にもいくつかポイントがありますが、人物のフォト刺繍と違い、風景のフォト刺繍は見る人に注目してほしい点を自分で決める事ができます。
そして、テーマの作品でも使う糸によって全体の印象が大きく変わるところが分かってくると元の画像とはまた違った魅力を引き出す事ができるようになります。
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