背割堤の桜2020
サイズ : タテ697㍉ ヨコ523㍉
色数 : 44色
針数 : 1581311ステッチ
撮影 : 樋口裕子
背割堤の桜2020年版は雨が降った数日後、地面に大きな水溜りができていてそこに桜並木が写っていて・・・といった感じでフォト刺繍作品にするには絶好のシーンでした。
この作品のモチーフとなった風景は去年背割堤に訪れた方ならみんな知ってるのではないでしょうか。多くの方がこの光景を写真に収められたと思いますが、私たち夫婦もその中におりました。
ところで、今年(2021年)の背割堤の桜も見に行きましたが、2018年春以前を彷彿させるような見事な咲きっぷり。コロナ禍でイベントは中止。長期の滞在も禁止。通り抜けるだけの状況でしたが、むしろ厳かな感じがしました。
さて、今回の作品の題材はまだまだ台風の傷跡が生々しかった2020年の背割堤の桜です。弱々しく咲く桜並木をアシストするかの如き大きな水溜り。
自然と時の巡り合わせが起こした偶然に只々、感謝する次第です。