松本城のフォトステッチデーターが完成しました。
これで現存12天守シリーズ、第11作目になります。
元々私がフォトステッチを始めるきっかけになったのは、
「写真で刺しゅうのデーターが作れると聞いたのですが。」
というお客様のお問い合わせがきっかけです。
ですから、最初にフォトステッチを始めたときも、「自動変換の
データーでどの程度のクォリティが出せるのか。」が
テーマだったのす。
DG/ML by Pulseに代表されるパンチングソフトには
「自動デジタイジング」という機能があり、文字通り自動で
刺しゅうデーターを作成してくれるのですが、写真を元に
自動デジタイジング機能を使ってみても・・・・・
「写真を刺繍にする。」つまり、フォトステッチはこれまでの
刺しゅうの考え方とはまた違う「別のモノ」であることを
私が理解したのは、実際に自分でフォトステッチを作成する
ようになってからでした。
実はこれまで作成したフォトステッチではデーター作成の
プロセスがそれぞれ異なっています。
最初の頃は完全にコンピューター任せで、できたものを
そのまま刺繍していましたが、現在は一度完成したデーターを
DG/ML by PULSEに読みこませて更に編集作業を行って
います。
この作業も最初は極端に少ないステッチの配色を削除する
というような刺繍の作業性向上に役立ちそうな作業だったのですが、
前回作成した『犬山城』からは、ステッチデーターの中身を編集
しています。クォリティ志向が強くなった分、データー作成時間は
大幅に増えました。
トップの画像はDG/ML by PULSEの作業画面です。
いろいろな作業をした結果、47色で構成された松本城のフォト
ステッチデーターを36色に編集しました。
TBFフォーマットでUSBメモリに記録して準備完了です。
最後に出来上がりのイメージ画像を載せておきます。
実際には糸の色で表現するのでイメージ画像とは違う仕上がりに
なると思いますが、どのように仕上がるのかは完成してみるまで
わかりません。
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