画面の色と糸の色

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私が考えているフォトステッチの最大の問題点は、モニターに表示されている色と実際に使う糸の色は同じではないということです。

刺しゅうPROやDG/ML by PULSEによるプレビュー画面だと、元画像に近い、かなりいい感じに見えるのですが、どんなに同じような色の糸を選んだとしても同じ色調には仕上がりません。モニターのプレビュー画面と違って、出来上がったフォトステッチは暗く、そして濃くなります。こうなってしまう1番の原因は適切な糸を選択できない自分の技量不足ですが、画面の後ろからライトで照らされているモニターを見る時に目に入ってくる光の量と、実際の糸を見る時に目に入ってくる光の量が違うために同じ系統の色でも見え方が一様でないということもあるようです。

そうした難しい話はともかく、モニターと糸では色調にギャップがあり、実際に刺繍をするとイメージどおりに仕上がらない場合もあるということです。このギャップを埋めることができる人が「フォトステッチの上手な人」といえるのかも知れません。私自身、このギャップを埋めるため作品ごと必至に挑戦しますが現実は・・・

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