みなさんこんににちは。お盆休みの前にある方から「SEIKENさんの新作は階調性がとれてない」というアドバイスを受けました。貴重なご指摘に感謝します。
実は人物のフォトステッチにアレルギーのある私は、美しく刺繍された人物のフォトステッチを目指すあまり、刺しゅうRPO NEXTで形成される階調性(グラフィック)を無視した作り方をするようになり、作品のテーストがイラストに近づいてしまいました。正直なところ、自分でも「写真っぽくなくなったなあ」と思っていたところにアドバイスをいただいたのでとても感謝しています。
という次第で一度基本に立ち返ってデーター作成してみたのが上の画像です。2つのプレビューは刺しゅうPRO NEXTで画像をステッチに変換したものをタジマDG/ML by PULSEで表示したものです。色に関しては刺しゅうPRO NEXTで指定された糸をそのままトレースしています。トレースした結果、不適当と思われる部分については違う色に変更しました。
この段階まできたら後は刺繍するだけ。画面の色と刺繍糸の色がきちんと合っていれば画像のような刺繍ができあがります。
ところで、今回はこの2つを時間差で進めていこうと思っています。プレビュー画面を近づいたり、離れたりして2つのプレビューを確認したのですが、私個人的には近くで見た場合は右側、離れて見た場合は左側の方が良いと思っています。どんな感じに仕上がるのか、自分でも楽しみです。