みなさんこんにちは。フォト刺繍クリエーターの樋口です。
今回作った「踏切から見る夕日と電車」から作り方を変えてみました。
☆新しい作り方
1.作品に必要な色の糸を選ぶ。
2.写真を刺繍データにする。
3.刺繍する。
★今までの作り方
1.写真を刺繍データにする。
2.刺繍データに合った色の糸を選ぶ
3.刺繍する。
文章で説明しにくい複雑な工程は省略してますが、大まかにいうと上記のとおりです。実際にやって分かったことは難易度が一気に上がったということです。
今までの作り方だと刺繍データにした段階で必要な色の糸はソフトによって決定されてしまうのでモニターを見ながら糸を選ぶだけでした。
一方、新しい作り方はモニターに映る画像を見て、どんな色で構成されているのかを考えなくてはなりません。
ただ作るだけなら今までの作り方で問題ないと思います。(それでもちゃんと作るのは難しいですが)
じゃあ何でわざわざ難しい方法に取り組んでいるのか?
独創性の追求です。
自分で作った色のデータベースを使って刺繍ソフトにデータ変換させ、モニターを見ながら自分で糸を選ぶのだって十分独創的だと思います。
しかし、糸の色を選んでいるのは刺繍ソフトです。
「私が作品の色を選んで作っている」と言っても良いのか疑問に思います。
そこで、「だったら刺繍データに変換する前に使う色の糸を決めてしまおう。」というのが新しい作り方のコンセプトです。
「踏切から見る夕日と電車」は実験要素たっぷりの作品でしたが、最終的にはこの方法で超大型作品を作ったり、50色以上の多色の作品を作ってみたいです。
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