いま私たちが販売している刺繍機は「コンピューター刺繍機」と言われます。
まあ機種によってはウィンドウズを搭載してるし、刺繍データーもコンピューターを使って作ってますから、
コンピューターがないと刺繍機も刺繍データーも何の用も為さないのも事実です。
しかし、刺繍はコンピューターとは関係ありません。
昔ながらの生地と糸で表現していますし、プリントのように新素材が誕生して新しい表現が可能になったわけでも
ありません。
では何が変わったかというと、人が手に持った針に糸を通して生地に刺す代わりに機械が
やってくれるようになりました。
機械が刺繍をしてくれるようになったので、人は機械がどうしたら自分たちみたいに刺繍できるかを考える
(デザイン)ようになりました。
機械が刺繍をやってくれるようになって、人がデザインしてたのですが、コンピューターが人の代わりに
デザインしてくれるようになりました。
コンピューターが更に進化すると、縫い方を自分で考えてくれるようになって、人はクリックするだけで
刺繍データーが作れるようになったのです。
しかし、一部の刺繍を専門の職業とする人たち以外の人々はここで大きな勘違いをすることになりました。
「刺繍はコンピューターがやってくれるから、カンタンだ」と。
コンピューターはこれまで人が手間と時間をかけてやっていた作業を、短時間で処理してくれるようになりましたが、
それで刺繍がカンタンになったわけではありません。
その証拠にあなたは自分が気に入った刺繍ができるまでコンピューターに何度もやり直し作業を指示してるでしょ。
コメントを投稿するにはログインしてください。