実験

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最新作、『夕暮れに輝く雲、海、カヌー』は2つ作りました。
基本的に失敗しない限り1作と決めているのですが、今回は何が違うのかというと、糸の細さが違います。

左側が75デニールで細番手。右が120デニールで通常使用している糸になります。ちなみに、一般的には番手が上がる程、糸は細くなるのですが、刺繍糸は通常と逆になっています。

今回、注目していたのは同じ2mピッチでフォト刺繍を作った場合、表現に変化が現れるのかということでした。
結論からいうと、見た目では大きな変化は見られませんでした。
しかし、生地に対するダメージは75デニールの方が軽いと思います。

私の予想では隙間ができたり、色が薄く見えたりするのかなあと想像していましたが、今回の作品ではそんなことは全くありませんでした。
もう少し検証が必要だなと思いました。

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