松山城が完成しました。886000針を超える大作です。サイズはたて417mm、よこ555mm。
使用した刺繍機はTWMXーC1201(550×600)Sです。
TWMXは単頭刺しゅうミシンで最大の刺繍エリア(たて550×よこ600:単位㎜)を持っていて
業界最大の刺繍エリアを誇る刺繍機です。
販売価格はミシン本体(針元LDE+ポジションマーカー装備)、専用脚、写真のように原反枠テーブルセットを
合計すると¥1,630,600.- (消費税抜き、運送・据え付け費用は別途かかります)。
現在キャンペーン中のNEO6のような、低コスト・省スペースモデルではないので、初めて刺しゅうミシンを検討する
お客様向きじゃないように思われますが、実際はそんなことはありません。
さすがにこの大きさになりますと、百貨店やショッピングモールの店舗に設置することはありませんが、設置スペースと
作業スペースを確保できる工場などでは初めて使用するお客様でもこのTWMXーCをご購入いただいています。
これまで、工業としての刺繍(刺しゅう)はより大きな刺繍エリアを求められてきました。それに伴い刺繍機も
より大きな機械へとその姿を変えてきました。特にたて方面の大きさは680㎜・1000㎜と変遷し、現在では
1500㎜の刺繍エリアをもつ刺繍機も存在します。
そこで培われた技術がタジマの単頭式刺しゅうミシンには受け継がれているのです。
さて、フォトステッチの松山城ですが、糸の色選びがやはり難しかったです。
作った本人としてはもう少し色使いが上手くできればもっと表現力が上がると思い、あれこれ試行錯誤しながら
配色を決めています。
今回良かった点は空の色。データーでは何色かに分かれていましたが、今回はあえて同色で刺しゅうしました。
フォトステッチをはじめてこれで大小合わせると10作近くになりましたが、ようやく少し自分で配色を
アレンジできるようになってきました。
現存12天守はこれで4作目。ゴールはまだまだ先です。
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