バーコードを使った刺繍データーの管理を考える1

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平成26年6月30日の記事、『バーコード管理における現時点での問題点』でバーコード

機能(バーコードテクノロジーともいう)を実際に使っていこうとすると刺繍データーや顧客

管理が欠かせないということを書きました。

 

この問題を解決するためにいろいろ調べた・・・と、いうよりも既にあるじゃないかという

ご指摘をいただきました。今回はそれをご紹介します。

 

【タジマライブラリアン by PULSE】を使ってみる。

ライブラリアンとは何ぞや?と首をかしげる方も多いと思いますが、タジマで推奨している

刺繍データー作成ソフト『TAJIMA DG/ML by PULSE』にはライブラリアンといって

刺繍データーをはじめとする顧客やデザインの仕様など複数の情報を一つのカテゴリなど

にまとめて管理するための機能が備わっています。

簡単にいうと、TAJIMA DG/ML by PULSE(以下パルス)には元々情報管理のための

ツールが搭載されているということです。

実際にタジマのホームページにもちゃんと掲載されています。⇒こちら

 

まさに刺繍データーの貯蔵庫。タジマライブラリアン

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上の図はタジマライブラリアンの概念図です。説明文を読むとわかりますが、ライブラリアンで様々な

刺繍データーを集中管理していくことが可能になります。

ライブラリアンやライブラリアンサーバーに登録した刺繍データーは検索することでパルス上に呼び

出せますが、呼び出した刺繍データーを刺繍機にデーターセットする場合、

1.USBメモリーに刺繍データーを記憶→USBメモリーを刺繍機に差し込む→データーセット。

刺繍機とLAN接続しているなら、

2.パルスから指定された刺繍機に送信→刺繍機でデーターセット。

と、概ね1と2の二通りの方法でデーターセットすることになります。

データー管理の観点から考えてみると、これまで何万点にもおよぶかも知れない刺繍データーが

簡単な検索で手元に呼び出せるとしたらとても便利です。

何年も前に作成した刺繍データーをリピートで使用したい場合など、顧客名やブランド名で

検索できれば短時間で探している刺繍データーを取り出すことが可能です。

 

バーコードを使って刺繍機からライブラリアンにアクセスできます!

さて、タジマライブラリアンの説明が長くなりましたが、バーコードテクノロジーとライブラリアンを

合わせて活用することによって、前回の記事に書いた、『刺繍機からは特定のPC・サーバーに

アクセスできない』という問題が解決します。

ただし、これにはいくつかの条件設定が必要になります。

このあたりの説明に関しては次回の記事で書くことにします。

 

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