2018年の最初フォト刺しゅう作品として、過去最大の大きさの作品を作ってみました。たて1000㍉、よこ1200㍉。これだけのサイズともなると、作品にする題材もこの面積に負けないものをと考えて選んだのが『富士山』です。私だけでなく、日本人にとって富士山はやはり特別な存在なのではないでしょうか。
去年の暮れにデーターを作成し、作業にかかったのが1月4日。まるまる1か月かけて作ったこの作品ですが、実は失敗してしまいました。肝心の富士山の雪が積もった部分と他の部分に隙間ができてしまいました。麓の建物などは満足のいく出来栄えだっただけに出来上がって考えてたとおりに仕上がらなかった時は力が抜けてしまいました。これだけの大作になるとすぐにやり直しもできませんし、どうしようかなあと悩んでいるところにフォト刺しゅうの制作依頼が入ったものですから、しばらくそのまま置いてたのですが、そうそう作れるものでもないので木枠に貼って飾ることにしました。
この富士山は新幹線から見た富士山です。雲ひとつない晴れの日に偶然新幹線に乗り合わせた時に撮影したものを題材にしています。2016年にも一度富士山のフォト刺しゅうを作成したのですが、今回の富士山の方がより富士山らしいですね。なかなか思うように作れない富士山ですが、次作は今回よりも良い作品になるように更なる研鑚を積んでいきます。